部落の高齢化、若い人たちの部落離れは、いまや全国的な共通の問題として挙げ
コラム | 2024年11月16日
ニュース | 2014年3月12日
部落解放同盟第71回全国大会が3月10、11日の2日間、東京・日本教育会館でひらかれ、全国から680人が参加。2年に1回の役員選挙が行われ、2002年から12年間中央書記長を務めた松岡徹・府連特別執行委員が勇退。新たに中央副委員長に北口末広府連委員長、中央書記長に西島藤彦京都府連委員長など新執行部を選出した。
冒頭あいさつした組坂繁之委員長は「秘密保護法、集団的自衛権、憲法改悪の動きが強まっている。人権、平和、環境が危うい。戦争は最大の差別。絶対に戦争への道を阻止しなければならない」と強調。
「救済法」の制定は非常に困難な状況にあるが、各党の心ある議員の協力を経て議員立法も視野に取り組んで行くこと。狭山は今年が最大の山場であり、総力をあげて再審実現に取り組むこと。松岡中央書記長ら役員の勇退を断腸の思いとしながら、新体制のもとで決意新たに取り組みを進めていきたいとのべた。
石川一雄さんは「狭山再審闘争は最終段階にある。開示された証拠のなかには改ざん、ねつ造されたものもあった。なんとしても第3次で無罪を勝ち取りたい。いっそうのご支援を」、早智子さんは「いよいよ今年が世紀の決戦の年。祈るような思いで毎日を過ごしている。ぜひお力をお貸しいただきたい」と訴えた。
2日目は冒頭に東日本大震災の犠牲者に対して黙とう。3つの分散会報告が行われ、全体討論では大阪の田村賢一副委員長が発言。松岡書記長への協力へのお礼とともに、部落に広がる貧困のなかでどう組織を運営していくのかについて問題意識を表明した。