部落解放同盟大阪府連合会

ニュース | 2015年9月1日

憲法違反の「戦争法案」に反対する抗議集会が８月30日、全国各地３００カ所以上でひらかれた。国会前には12万人が集結。大阪では大阪市北区の扇町公園を２万５０００人の市民で埋め尽くし、法案の廃案を訴えた。集会後は「戦争アカン！」とかかれたプラカードを掲げて大阪市内をデモ行進した。

大阪集会は会場の扇町公園は参加者で立錐の余地もないほど。会場に入れない人たちが周辺の通路も含めて埋め尽くした。
学生団体「サドル」、「シールズ関西」のメンバーが司会。呼びかけ人となった大学教授や学生らがスピーチを行い「安保法案は２重３重の意味でこの国を破滅に向かわせる。かつてのナチスのやり口を見事に真似ている。立憲主義の否定だ」「ぼろぼろの法案を葬り去り、民主主議を取り戻そう」などと訴えた。

民主党の辻元清美衆議院議員は「国会で審議をすればするほど憲法違反であることが明らかになる。アメリカの戦争の下請け法案だ。この法案を通せばあちこちでテロを誘発する。廃案しかない。最後まで国会で闘う。もう一押しの後押しをお願いしたい」と呼びかけ、日本共産党の辰巳孝太郎参議院議員、社民党の又市往治幹事長も廃案を訴えた。

創価学会員もアピールを行い「安保法制は違憲で廃案になるべき。公明党は支援者に理解が進んでいないというが私たちは勉強し理解したうえで反対の声をあげている」などとのべた。その後も落語家、教育者、宗教者、弁護士らが次々と法案の廃案を求めるアピールを行った。

集会後、参加者らは赤地に黄色の文字で「戦争アカン！」と書かれたプラカードを掲げてデモ行進。大阪府連からの参加者もデモ行進で廃案を訴えた。