えせ同和行為等根絶大阪連絡会議が総会

えせ同和行為等根絶大阪連絡会議の第9回総会が9月14日、HRCビルでひらかれ、加盟の各団体から約150人が参加。新しく会長に西村朋也さん(コスモ警備保障)を選出した。

同連絡会議はえせ同和行為の根絶に向けて行政、企業、府民などが協力し広範な運動を展開していこうと2007年6月に結成。研修会や相談などの取り組みを進め現在では119団体が加盟している。

総会では主催者を代表して北口末広副会長(府連委員長)があいさつ。「私たちの取り組みによって大阪ではえせ同和行為の報告件数が減少してきたが、他県では未だに根絶できていない。不透明な妥協、譲歩は解決につながらないことを広めて、えせ同和行為の根絶に向けた取り組みを進めよう」と呼びかけた。

2014年度活動報告、2015年度活動方針、役員案を提案。活動方針では▽事業所、府民からの相談に答える体制づくり、加盟団体、関係機関の連絡体制の強化、相談活動・発生報告の集約▽加盟団体での独自の取り組みの強化▽学習・研修会などを開催し加盟団体の取り組み推進に向けた相談、助言を行う▽取り組み強化に向けて事務局体制を強化するなどを決めた。

新役員を代表して西村朋也会長があいさつ。「一昨年11件報告されたえせ同和行為が昨年は3件に減少している。会員のみなさんの取り組みの成果だ。えせ同和行為根絶の絶好の機会。役員、会員、事務局の協力を得て活動推進に全力を尽くしたい」とのべた。

第2部では研修会がひらかれ、「暴力団による不当要求行為の変化とその対策について」をテーマに大阪暴力追放推進センター専務理事の黒川吉庸さん、「えせ同和行為の現状分析とこれからの取り組みについて」をテーマに大阪同和・人権問題企業連絡会理事長の井上龍生さんが講演した。