部落の高齢化、若い人たちの部落離れは、いまや全国的な共通の問題として挙げ
コラム | 2024年11月16日
ニュース | 2016年4月21日
熊本を中心とした大地震の被災者支援に向けて府連は4月19日から21日にかけて緊急支援行動にとりくんだ。
府連、認定NPO法人ふーどばんくOSAKA、HRCビル専従者友の会、(株)HRCで救援合同本部を設置。府連各支部、ふーどばんくOSAKAをはじめ、関係団体などの協力を得て救援物資を調達し、2台のトラックと2台のワゴンに積み込んで13人の隊員が熊本に向けて出発した。
19日夜、大阪南港からのフェリーで北九州市の新門司港へ。翌朝、8時半に到着し九州自動車道を使って一路熊本へ。高速道路も被災し途中で通行止めとなっていることから、地道を使いながら手探りで現地に向かった。
昼すぎに熊本県連の支援物資の拠点となっている熊本県菊池市の集会所に到着。隊員らは現地の青年らと手分けして米や飲料水などの食品や生活必需品などの支援物資を集会所に運び込んだ。
この地域では全壊・半壊などの被災を受け地震直後はクルマのなかで生活していた15世帯ほどが、集会所に避難している。
熊本県連委員長の松永末廣さんは「私の自宅も中はめちゃくちゃだけど、もっとひどい状態のところがたくさんある。いただいた救援物資は一日も早くそこに届けたい。いち早く駆けつけていただいたことは大変心強く、力を合わせて乗り切ろうという元気もいただいた。これからもみんなでがんばっていきたい」と話した。
隊は次にハンセン病の国立療養所・菊地恵楓園に向かった。
菊地恵楓園のある合志市では震度6強を観測。同園では272人が暮らしており平均年齢は83歳を超えている。入所者にけがはなかったが、瓦や照明が落ちたところもあり納骨堂は骨壺が散乱。園内では地下水を利用しているが、地震の影響で水が濁り飲めない状況が続いていた。
隊員たちはトラックに満載した大阪からの飲料水や米などの支援物資を保管場所に運び込んだ。
自治会長の志村康さんは「給食も仕入れ先から材料がそろわず、水も濁って使えない状況で心細い思いをしてきた。大阪からはるばる来ていただき、本当にありがとうございました。みんな心強く思っています。大阪のみなさまにもよろしくお伝えください」と話した。