部落の高齢化、若い人たちの部落離れは、いまや全国的な共通の問題として挙げ
コラム | 2024年11月16日
ニュース | 2017年6月26日
府連幹部・活動者合宿が6月24、25日、滋賀県長浜市のホテルでひらかれ、各支部、関係団体などから約150人が参加。不安に覆われた日本社会をどう転換していくのか、若者支援でのアウトリーチ(訪問支援)の実践などについて学習講演を受けるとともに、「暮らしのアンケート」調査の結果を踏まえて1支部1社会起業のとりくみをどう進めていくのかについて議論を深めた。
赤井委員長はあいさつで1支部1社会起業のとりくみについて「暮らしのアンケート」から地域の高齢化、孤立化、貧困化が浮かび上がっており、さらには地域の空洞化が懸念されると指摘。地域経営の視点で責任を持ってまちづくりに挑戦しようと呼びかけた。
さらにグーグルマップの地図改ざん問題や鳥取ループの『全国部落調査』問題など部落差別の現実にこだわり、5年後の水平社100年を見すえて、差別に抗う組織のあり方を考え、地縁・血縁から志でつながる「志縁」の組織をめざそうと強調した。
講演1では慶応大学経済学部の井手英策教授が「オール・フォー・オール(みんながみんなのために)頼り合える社会をめざして」、講演2ではNPOスチューデント・サポート・フェイスの谷口仁史代表幹事が「生きづらさを抱える若者の『いま』と若者支援のこれから アウトリーチ(訪問支援)と重層的な支援ネットワークを活用した多面的アプローチ」をテーマに講演。村井康利書記長が合宿の基調を提案した。
2日目は「暮らしのアンケート調査の結果」をふまえてから見える大阪の部落の課題」について報告。 「自分たちではじめるムラづくり 1支部1社会的起業への挑戦」をテーマにシンポジウムをおこなった。