部落差別を世に問う闘いを 府連旗びらき

大阪府連の新春旗びらき「2018新たな出発の集い」が1月10日、HRCビルでひらかれ、府連各支部をはじめ各界から約250人が参加。部落差別を世に問い、社会的排除・貧困・孤立と闘う運動を進めて2022年の水平社100年に向けて大胆に組織を転換していくことを確認した。

旗びらきは2部構成で、第1部は組織内対象の情勢報告と行動提起。2部では組織外からの来賓をまじえて懇親会がひらかれた。

2部であいさつした赤井隆史委員長は「地域でも格差と分断が広がっている」と指摘しあらためて「一支部一社会的起業」のとりくみを進めようと強調。2019年の知事・大阪市長選を集大成と位置づけて大阪での新たな政治勢力の結集や2022年の水平社100年を見すえてあらためて部落差別に抗う年にしていこうと呼びかけた。

来ひんでは大阪府の新井純副知事、大阪市の中尾寛志副市長、立憲民主党大阪府連代表の森山ひろゆき衆院議員、同幹事長の尾辻かな子衆院議員、公明党の石川ひろたか参院議員、連合大阪の田中宏和事務局長、ティグレ連合会の橘悦二理事長があいさつ。荊政会(部落解放出身議員団)の辰巳真司幹事長の音頭で乾杯し、なごやかに懇談し、辻元清美衆議院議員も駆けつけあいさつした。

1部では荊政会会長の吉村善美府議があいさつし、今年選挙を闘う組織内候補の野口新一さん(5月の泉佐野市議選)、松井育人さん(8月末から9月初の松原市議選)が選挙にのぞむ決意を表明した。村井康利書記長が「2018年部落解放運動の展望と課題」をテーマに情勢報告と行動提起し「暮らしのアンケート」で明らかになった部落の現実を直視し、地域課題の解決にチャレンジしていこうと呼びかけた。