コラム

Vol.198 コロナ後を見すえて新たな社会システムへの転換を

国会での審議がたったの4日間で新型コロナの特措法関連法案が可決してしまった。立憲民主党と自民党による審議前の修正協議が合意に達したことにより、国会での論議も早々に可決、成立された。 この修正協議によって、自民党としてはど… 続きを読む

Vol.197 「言論・表現」の自由がなし崩し的に崩壊する危機

アメリカ・トランプ氏のツイッターのアカウント「永久停止」が内外で話題となっている。 その一報を聞いた時、米議会襲撃事件を煽る形で呼びかけたトランプ氏の言動に対して、「そりゃあツイッター社の停止は当然」とツイッター社に賛美… 続きを読む

水平社100年に向けて運動のあり方議論を深めて

2021年新たな年の幕が開けた。 昨年は、新型コロナウイルスの世界的大流行からスタートし、アメリカ大統領選挙による民主党バイデン候補の勝利、首相の突然の辞任によって実に7年半にも及んだ第2次安倍政権が終わりを迎え、それを… 続きを読む

Vol.195 行き過ぎた資本主義から地域共生のシステムへ

「冷や汗をびっしょりかいて目を覚ますんだ。僕たちはいったい何を創ってしまったんだろうって。うちの子どもたちは、僕がスクリーンを取り上げようとすると、まるで自分のカラダの一部を奪われるような顔をする。そして感情的になる。そ… 続きを読む

Vol.194 大論争のナイキのCM動画 現実を見つめる姿勢を

いじめや差別の問題をテーマにしたナイキの新たな動画がネット上で大論争を巻き起こしている。公開から数日の間に、動画は900万回以上再生され、ほぼ同数の「好評価」と「悪評価」を集めているらしい。 「動かしつづける。自分を。未… 続きを読む

Vol.193 トランプが解き放った差別の「扉」

わたし達の研修会や集会でも度々講演などでお世話になっている作家の雨宮処凛(あまみやかりん)さんが東京新聞のコラムで、「米大統領選と相模原事件」と題して寄稿しており、その中身があまりにも衝撃的な内容であることから紹介したい… 続きを読む

Vol.192 「都構想」否決を踏まえ市民の側からの提案を

とにもかくにも「大阪市を廃止し、特別区に四分割」を求めた住民投票の賛否が決した。反対が多数となった。大阪維新の勢い、コロナ対応に見られた吉村大阪府知事の全国人気とあわせて当初は、維新側の圧勝、つまり賛成が多数を占めると予… 続きを読む

Vol.191 「都構想」は否決し、あらためて丁寧な議論を

「松井さん、吉村さん。これはもう最後にすべきですよ」「大阪市民がふたつに分断される現実・・・もう限界ですよ」。 11月1日の住民投票の投票日まで本当に残すところあとわずかとなった。反対が猛追で、賛否が拮抗という文字が新聞… 続きを読む

Vol.190 大阪市廃止・分割 冷静に判断すれば「反対」しかない

大阪市の廃止か、存続かを問う11月1日の住民投票まであとわずかとなった。可決されれば(賛成が上回れば)、政令市の大阪市が制度創設以来はじめて廃止されることになる。都道府県との二重行政がつねに課題に挙がる政令市のあり方、住… 続きを読む

Vol.189 アフターコロナを共生の社会にするための政治を

「自助・共助・公助、そして絆」。菅首相お気に入りのフレーズだ。「自助を真っ先にもってくるのは自己責任を求める極みだ」とか、「『まずは自分で頑張れ』は、政治の責任の放棄である」などと“左派リベラル”といわれるひとたちが一斉… 続きを読む