コラム

Vol.238 狭山事件の鑑定人尋問へ 新世代に届く運動を

専門家11人にも及ぶ鑑定人の協力を経て、いよいよ狭山第3次再審請求における裁判は、大きな局面を迎える事となった。3次再審を求めてからでも16年と5ヶ月が経過、裁判所、弁護団、検察による三者協議だけでも13年を重ね弁護団は… 続きを読む

Vol.237 『破戒』の主人公、丑松の描かれ方から見る時代の変化

9月20日和歌山市内で、奈良県連・和歌山県連・大阪府連・西光万吉顕彰会のメンバーなどが集い、2年に1回部落解放運動を地域でとりくみながら文化芸術、平和活動などに大きな貢献を果たした団体に対して、西光万吉文化・平和活動奨励… 続きを読む

Vol.236 ネットを利用するだけで個人情報が収集される時代

人気のあるホームページや検索サイトを覗けば必ずバナー広告が登場している。 しかし、不思議なのは、クルマの情報や人気のあるスポーツ競技のページなどを閲覧し、少し時間がたって、Yahoo!などの検索サイトのトップ画面を開くと… 続きを読む

Vol.235 社会矛盾が真っ先に現れる部落 地域共生社会への挑戦は待ったなし

「2025年問題」「2040年問題」「2054年問題」と題した本が書店に平積みされているケースが目立ってきている。 そのひとつ「2025年問題」とは、団塊の世代が全て75歳以上になることを言い、それ以降、医療費・介護費が… 続きを読む

Vol.234 はじまっている「地域共生社会」への実践 大阪府水平社100年記念シンポから

  2022年8月6日、大阪府水平社創立100周年記念集会が開催された。 第7波のコロナ禍が猛威を振るう中、レセプションは中止せざるを得なかったが、記念集会は何とか成功裏に終えることができた。 関係各位に感謝申し上げると… 続きを読む

Vol.233 敗戦から77年目の悪夢 分断ではなく合意形成を 

  今年は、あらためて水平社創立から100年。沖縄の本土復帰50年の年でもある。 最近つくづく節目の年だと実感する。 それは、明治元年の1868年から数えて敗戦の1945年までの間が77年間にあたる。さらに、敗戦の194… 続きを読む

Vol.232 みんなで参加 みんなで決める 投票日に改めて考える民主主義

  今日は、参議院選挙の投票日だ。 日本の政治の大きな一大決戦の日でもある。 しかし、2日前の金曜日前代未聞の蛮行が起こった。言うまでもなく安倍元首相が演説中に凶弾に倒れるという出来事である。 「なぜ、治安のよい日本でこ… 続きを読む

Vol.231 ツイッター社の「ゼロ回答」と日本の「ムラ社会」 差別を禁止する法整備が急務

  昨年5月にツイッター(Twitter)に小豆島(しょうどしま)の被差別部落の識別情報が投稿された事案に関し、土庄町(とのしょうちょう)は岡野能之町長名でツイッタージャパン社に対し、プロバイダやサイト管理者の利用規約等… 続きを読む

Vol.230 軍拡ではなく草の根の国際交流、世界の水平運動を

  財源確保の展望も議論ないまま防衛予算をどんどん増やすという乱暴な政策、6月7日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2022」(いわゆる「骨太の方針」)が発表された。 「骨太の方針」では、5月23日の日米首脳… 続きを読む

Vol.229 西成の隣保館「ゆーとあい」のチャレンジに期待

  西成区内の錚々たる面々がそろい踏みだ。 5月の14日土曜日、西成隣保館ゆ〜とあいで、西成区北西部、つまりは、同和地区の隣保館を中心としたさまざまな活動を紹介するという目的で、柳本顕衆議院議員や臣永正廣西成区長、さらに… 続きを読む