コラム

Vol.228 沖縄復帰50年と水平社100年 お祭り行事ではなく未来への提案を

  部落解放第65回女性集会が、5月14日と15日熊本で開催される。 この15日という日が、50年前の1972年5月15日。沖縄が日本に返還されて50周年を迎えるという記念すべき日にあたる。 NHK朝の連続テレビ小説では… 続きを読む

Vol.227 今こそ「不可侵不可被侵」の思想を

  ロシア軍によるウクライナへの突然の軍事侵攻がはじまって2ヵ月。両国の軍事力と経済力については、圧倒的な差があり、ウクライナの早期の軍事的敗北だろうとの大方の予想を裏切るように、いまだ戦時は進行形である。 プーチン大統… 続きを読む

Vol.226 「人助け指数」最下位を脱するために

  イギリスの慈善団体「チャリティーズ・エイド・ファンデーション(CAF)」という団体が毎年10月に公表するWorld Giving Index(世界人助け指数)という報告書が話題となっている。 これは、アメリカの市場調… 続きを読む

Vol.225 50歳未満のパネラーによる討論集会で気付かされたこと

  あらためて“世代”について考えさせられた討論集会であった。 3月19日、50歳未満のパネラーによる「わたしにも言わせて!これからの運動!」討論集会が開催された。わたしは集会に顔を出すな~と言われ、リモートで聞かせても… 続きを読む

Vol.224 差別調査事件 人権デューデリジェンスの視点から見ると…

  最近「人権デューデリジェンス」と言う言葉を耳にすることがある。 金融の世界では「投資先の価値やリスクを調査すること」との意味になるらしいが、「人権デューデリジェンス」の場合は、「自社や取引先の企業において、どのような… 続きを読む

Vol.223 60年ぶりの映画化 なぜ今『破戒』なのか

  『破戒』が映画化された。「なぜ、破戒?」「この時代に破戒とは・・・」と思ってしまうのは、わたしだけではないだろう。実に60年ぶり3回目の映画化らしい。 現代の部落問題とくに部落差別を表現する方法が、難しいこともあって… 続きを読む

Vol.222 命と理想を忘れた政治に振り回されずに

  1月末に行われた沖縄県名護市と南城市の2つの市長選挙は、自公推薦の候補がオール沖縄候補を破るという結果となった。これは、今年の秋に開催される沖縄県知事選挙で玉城デニー現知事の再選をめざそうとするオール沖縄陣営からする… 続きを読む

Vol.221 フェイスブックが「Meta」に 新たな仮想空間で差別を野放しにさせないために

  「GAFA(ガーファ)」とは、アメリカのIT(情報技術)企業大手4社の頭文字をとって名付けられた造語だ。グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェイスブック(Facebook)、そして、アマゾン(Amaz… 続きを読む

水平社創立100年の年 部落から地域共生のネットワークを

1922年の全国水平社創立から今年で100年という記念の年を迎えた。 わたしも今年で還暦の60歳の年でもある。高校生の頃から部落解放運動に参加し、青年部運動を経験したが、その時の府連委員長は上田卓三さんであり、もう国会議… 続きを読む

Vol.219 加島友愛会が創立30年 平田理事長の「総括」から考える

  大阪には被差別部落にルーツを持つ社会福祉法人が18団体存在しており、それを府内ネットワークで結んでおり、「つばめ会」という名称で活動している。 2012年に産声を上げた「つばめ会」の初代代表には、社会福祉法人あさか会… 続きを読む