コラム

Vol.208 政権批判の受け皿となる政党には何が必要か

オリパラが強行開催され、秋にはいよいよ総選挙という日程が予想されている。 東京都議選はフタをあければ、自民党の圧勝という予想が外れ、都民ファーストの惨敗予想がくつがえり31議席を獲得し、第2党に踏みとどまるという予想外の… 続きを読む

Vol.207 企業、ボランティア、スタッフ…様々な協力で実現した扇町公園での「食支援」 

いよいよオリンピック・パラリンピックが強行開催されるようである。 まさか泉佐野市がオリパラ関連で全国的に有名になるとは、千代松市長も青天の霹靂といったところだろう。濃厚接触者かどうかという判定を「空港でやれる能力はない」… 続きを読む

Vol.206 被差別と加差別 そもそもの立場の優位性を意識できているか

立憲民主党内の「性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム」での議論において、本多平直議員が「14歳との性交、同意で捕まるのはおかしい」との問題発言が・・・。のちに謝罪・撤回したそうだが、性暴力被害の現実とのあまりにも落差が… 続きを読む

Vol.205 相次ぐ被差別身分抜きの「士農工商」報道

水平時評の171号(2019年12月20日)で、最近の小学校や中学校の社会の授業では、「士農工商○○」という身分制度が江戸時代につくりあげられていたとは習わないということを報告させてもらった。 現在において、50代のおっ… 続きを読む

Vol.204 法務省の「依命通知」 「本来あるべからざる属性」とは

2018年12月に法務省は人権擁護局調査救済課長名で、「インターネット上の同和地区に関する識別情報の摘示事案の立件及び処理について(依命通知)」という通達が出されている。 この通達が出されるに至る背景には、当然、ネット上… 続きを読む

Vol.203 行き過ぎた「民営化」から、ともに創る「市民営化」へ

行き過ぎた市場任せやとにかく効率化という世の流れに警告を発したのが、コロナ感染による現代社会か。保健所が多すぎると言って大幅な縮小を行ったり、病院のベット数を減らしたり、看護師の人件費を削減したりと医療費の削減にこの間躍… 続きを読む

Vol.202 部落でこそ「コモン」(共有財)の実践を

「アイデンティティとは、後天的に獲得するものだから、知る・学ぶ機会がなければ、意識化されないものだ」と教えてくれたのは、大阪市大の阿久澤麻理子教授だ。 昨今の解放子ども会の活動がほとんどとりくまれていない実態や、親から被… 続きを読む

Vol.201 多様化する大阪の部落 地域の実態に沿った運動を 

来年2022年は、全国水平社創立から100年の年を迎える。 府連は、「水平社101年目からを展望する」と題して連続講座を開催することとなった。実態編として5回、歴史編として3回の8回に及ぶ連続講座が企画されている。 第1… 続きを読む

Vol.200 東日本大震災から10年。この国のあり方は変わったのか?

もうすぐ3・11を迎える。言わずと知れた東日本大震災から10年の年だ。 あの大惨事から10年という大きな節目を迎えて、あの時、自分の生き方を変えこの国のあり方を根底から変えなくては未来は展望できないと思い詰めたはずだった… 続きを読む

Vol.199 終戦期と変わらぬ危機的な状況。節目の2022年をどう迎えるのか

2月23日は「天皇誕生日」であった。最近、天皇家の話題と言えば、姪の結婚の話が中心であり、新聞などでの誕生日報道も控えめと表現したいほど扱いは小さい。 2019年4月1日、日本政府は平成に代わる新元号を「令和」と発表。新… 続きを読む