部落の高齢化、若い人たちの部落離れは、いまや全国的な共通の問題として挙げ
コラム | 2024年11月16日
ニュース | 2014年3月26日
日本で最初の人権宣言である「水平社宣言」やその関連資料をユネスコ(国連教育科学文化機関)の記憶遺産に登録しようと3月25日、東京・中央本部で「めざす会」が設立された。
登録をめざすのは全国水平社創立大会(1922年3月3日)で採択された「全国水平社創立大会宣言」の実物など15点。現在、奈良の水平社博物館と京都の崇仁自治連合会に保管・管理されている。
ユネスコ記憶遺産の登録審議は2年に1回で、次回は2015年。すでに申請書類はユネスコ本部(フランス・パリ)に郵送された。申請には1国2件の枠があり、今回日本からは4件の申請があり、今後日本ユネスコ国内委員会で2件以内に絞り込まれる。
「めざす会」の代表には武者小路公秀・反差別国際運動日本委員会理事長が就任。武者小路代表は「水平社宣言」の精神は、世界のマイノリティが連帯する反差別国際運動の支えであるとのべ、宣言の独自性、普遍性、メッセージ性を強調。組坂委員長も「宣言は部落解放運動の原点。世界のマイノリティに大きな希望を与えた」とのべ協力を呼びかけた。