第62回府連大会 水平社100年見すえ改革を

府連第62回大会が3月14日、堺市内でひらかれ、約300人が参加。2022年の水平社100年を見すえた組織の抜本改革、統一選挙での勝利、大阪市の廃止・分割への反対など今年度の活動方針を決めた。

北口末広委員長が「『同対審』答申50年、部落地名総鑑発覚40年、狭山再審が大きな山場を迎える年に、全水100年を見すえた組織改革をスタートさせ、4月の統一選、大阪市廃止・分割を問う住民投票、そして秋の知事選、大阪市長選に勝利するために全力でがんばろう」とあいさつ。

来賓では中央本部の坂本三郎副委員長、大阪府の小西禎一副知事、大阪市の村上龍一副市長、堺市の竹山修身市長、民主党大阪府連の尾立源幸代表(参議院議員)、連合大阪の村田憲彦副事務局長、現地実行委を代表して堺支部の鴻上征一支部長があいさつした。

赤井隆史書記長が一般運動方針案を提案し①水平社創立100年をいかに迎えるのかを見すえた組織改革②「同対審」答申50年の意義と今日的な課題の明確化③部落地名総鑑発覚40年、部落差別調査等規制等条例制定30年を踏まえた部落差別を克服していく闘いの推進④隣保事業の再構築、社会的起業の推進で共生のまちづくり⑤統一選、住民投票、知事・大阪市長選の一大政治決戦の勝利⑥証拠リストを武器に狭山再審・無罪の獲得⑦持続可能な組織・機関への改革の7点を提起。4月の統一自治体選挙に向けた決起集会がひらかれ組織内候補が決意を表明した。