部落の高齢化、若い人たちの部落離れは、いまや全国的な共通の問題として挙げ
コラム | 2024年11月16日
ニュース | 2017年3月4日
「差別と戦争に反対し、格差と貧困の打破と社会連帯をめざして部落解放運動の新たな飛躍をかちとろう」をスローガンに第74回全国大会が3月2、3日、大阪市の大阪商工会議所国際会議ホールを主会場にひらかれた。
全国から約630人が参加し、「部落差別解消推進法」(推進法)の具体化や狭山再審の実現、鳥取ループをはじめとする差別事件に対する糾弾闘争をすすめていくことを確認した。
組坂繁之委員長はあいさつで「多くの人たちの日常的な努力が実り『推進法』が実現した。しっかりと活用して国・自治体に実態調査をやらせることが大事だ」と強調。狭山再審については「万年筆が偽物であることを証明したインクの新証拠を武器に無実を勝ち取っていこう」と呼びかけた。
来賓として自民、民進、公明の各党、中央共闘、狭山弁護団があいさつ(3日には社民、連合の代表も)。石川一雄さんがアピールをおこない「三者協議で多くの証拠が開示され新証拠を提出してきた。とりわけ下山鑑定は大きな追い風。最大の山場を迎えており、一日も早くえん罪がはれるようご支援をお願いしたい」とのべた。
大会方針では▽「推進法」の周知・具体化にむけたとりくみ▽全証拠開示、事実調べを実現し狭山再審へ▽鳥取ループ・示現舎をはじめ差別糾弾闘争の強化▽運動・組織の強化に向けネットワークづくりと人材育成、などにとりくむことを確認。「あらゆる差別からの解放をめざし、闘いの先頭に荊冠旗をうちたてよう」との大会宣言を採択した。