11月に25年ぶりに大阪全研

11月6日から8日にかけて部落解放第51回全国集会がひらかれる。大阪での開催は25年ぶり。集会テーマは「『部落差別解消推進法』の具体化をすすめるとともに、あらゆる差別の撤廃にむけた協働のとりくみを前進させ、包括的な人権の法制度の確立をめざそう」。場所は大阪市北区中之島の大阪国際会議場(グランキューブ大阪)ほかで、集会規模は6000人。府連などでつくる現地実行委ではできるだけ多くの参加を呼びかけている。

集会1日目は主催者代表、現地実行委員長、府連委員長、来賓のあいさつに続いて、特別報告①として元総務庁地域改善対策室長で社会福祉法人恩賜財団済生会理事長の炭谷茂さんが「『部落差別解消推進法』制定と今後の部落解放行政」、特別報告②として中央本部の西島藤彦書記長が「『部落差別解消推進法』具体化にむけた今後の課題」をテーマに報告。記念講演は府連の幹部活動家合宿でも講演した慶応義塾大学の井手英策教授が「いかにして『分断社会』を終わらせるか」について話す。

2日目は7つの分科会と5つのコースでのフィールドワークがおこなわれる。分科会のテーマは「時事・部落史」、「部落解放行政・人権行政」、「同和教育・人権教育」「人権啓発」「狭山事件と司法民主化」「部落差別事件の今日的特徴ととりくみ」「人権の法制度確立にむけた協働した闘い」、フィールドワークは「リバティおおさか見学と浪速地区視察」「生野コリアタウンで学ぶ多民族共生」「民設置民営隣保館をめぐる」「ふーどばんくOSAKAのとりくみ」「ワークショップおしゃべり道具箱」。

フィールドワークは事前の予約制で申込み機関は9月4日から29日まで。フィールドワークの参加申込みは参加申込用紙に記入の上ファクスで06ー6581ー8536まで。集会の問い合わせは中央実行委員会 中央本部03ー6280ー3360、同大阪事務所06ー6581ー8720まで。