部落の高齢化、若い人たちの部落離れは、いまや全国的な共通の問題として挙げ
コラム | 2024年11月16日
ニュース | 2019年11月10日
府連と浄土真宗本願寺派大阪教区との懇談会が11月6日、大阪市中央区の津村別院でひらかれた。府連からは村井康利書記長はじめ執行部、本願寺派大阪教区からは山本政秀教務所長、小倉雅昭教育委員会委員長、神戸修人権社会部会部長らが出席。2部の懇親会には赤井隆史委員長、高橋定副委員長も参加した。
まず村井書記長があいさつ「部落差別解消推進法ができて3年になるがネット上には今も差別が氾濫している。国・自治体のとりくみとともに、市民レベルでのとりくみが重要」と強調。山本所長は「御同朋の社会をめざしていこうと過去帳はじめ名簿の取扱い、み教えと差別の現実について、人権・差別問題について学びを深めている。さらに学びを深め差別、被差別からの解放をめざしていきたい」とのべた。
ついで府連から村井書記長が鳥取ループ・示現舎による「部落探訪」や部落の地名の一覧を載せたサイトなどネット上での悪質な部落差別の現実を報告。法務省は部落の地名を明示するサイトの削除要請などネット対応を強化する姿勢を示しているが、なかなか削除されない現実があることを踏まえて、差別禁止、人権侵害救済の法整備の必要性を訴えた。
本願寺派からは神戸部長が大阪教区のとりくみを報告。「基礎から学ぶ同朋講座」「社会問題研修会」などの学習・啓発のとりくみとともに、解放同盟が問題提起していた「旃陀羅(せんだら)」問題に対する本願寺派の考え方などをまとめたパンフレット『み教えと差別の現実』について報告した。