府連旗びらき 2020年新たな出発の集い

大阪府連の新春旗びらき「2020新たな出発の集い」が1月11日、大阪市内のホテルでひらかれ、府連各支部をはじめ各界から約250人が参加。「差別する自由はない」を合い言葉にネット上の差別と対峙し、青年、女性を先頭に2022年の水平社創立100年に向けて運動を盛り上げていく決意をかためた。

旗びらきは2部構成。第1部は組織内対象の情勢報告・行動提起。2部では組織外からの来賓をまじえて懇親会がひらかれた。

赤井隆史委員長はあいさつで▽2020年は燕会・新婦人協会結成から100年。青年・女性が先頭にたって新たな運動を創造する▽「差別する自由はない」を合い言葉にあらためてネット規制に踏み込む▽持続可能な運動構築へ人権を中心にすえたまちづくりの開発と経営にとりくむ▽超党派の人権議員を結集して政治にコミットしていくの4点を強調し、2022年の水平社100年に向けて運動を盛り上げていくことを呼びかけた。

今年選挙を闘う組織内候補として3期目に挑戦する松田義人和泉市議、4期目を挑む河部優泉南市議が決意を表明した。

村井康利書記長が情勢報告と行動提起。貧困・格差、高齢化・孤立化、男女格差、報道の自由度など様々な面で厳しい状況を打開していくキーワードは「地域コミュニティ」「つながり」であるとし部落解放運動がどのような役割を果たしていくのかが問われていると指摘。▽ネット上の部落差別を撤廃。部落発の「地域共生社会」づくりを発信▽2022年水平社100年に向けてプロジェクトチームを結成しとりくむ▽部落差別解消推進法の具体化、人権の法制度確立▽隣保館を軸とした相談・モデル事業、一支部一社会的起業の推進▽「おおさかヒューマンライツ自治体議員の会」を結成。11月の住民投票、解散・総選挙にむけたとりくみを推進していくことを呼びかけた。 

2部の懇親会では来ひんとして大阪府の山口信彦副知事、大阪市の中尾寛志副市長、立憲民主党大阪府連の辻元清美代表(衆院議員)、森山浩行代表代行(衆院議員)、公明党のいさ進一衆院議員、連合大阪の田中宏和会長があいさつ。部落解放大阪府民共闘会議の中野勝利議長(自治労委員長)の音頭で乾杯。そのあとなごやかに懇談した。