部落の高齢化、若い人たちの部落離れは、いまや全国的な共通の問題として挙げ
コラム | 2024年11月16日
ニュース | 2020年2月25日
おおさかヒューマンライツ自治体議員の会の結成総会が2月22日、大阪市内のホテルでひらかれ、府内の自治体議員ら約90人が出席。党派を超えて各自治体で人権確立にとりくむ決意を固めた。
同会は政党の枠を超えて地域から人権施策と地域課題の解決にとりくむ地方議員のネットワークとして結成されたもの。
総会では会則、役員体制などが確認され、今後の活動として▽総会、役員会、学習会(年2回)を開催し、部落問題をはじめとする人権、地域課題の学習と情報交換▽政策研究をおこない、議会質問など議員活動への情報提供をおこなう▽人権団体、議員相互の交流、親睦をはかることなどを確認した。
第2部では記念講演として元滋賀県知事で参議院議員の嘉田由希子さんが「地方自治体における人権施策・地域課題解決に向けた地方議員の役割・期待~チームしがの活動を通して」をテーマに話した。
嘉田さんは2006年に学者の立場から滋賀県知事選挙に挑戦。県民に▽税金のムダ使いもったいない▽自然のめぐみ壊したらもったいない▽子ども、若者が自ら育つ力そこなったらもったいないの3点を訴え選挙戦を展開。
地方自治ならではの政党を超えた「超政党」を主張し、生活者感覚に訴える「くらし言葉」と対話型選挙で政策を徹底的にわかりやすく伝えて当選を勝ち取った。
嘉田さんは「地方議員のネットワークには女性と若者の参画が欠かせない」とのべ、維新の「身を切る改革」に対抗できる「くらし言葉」のキーワードで感性に訴えていくことが大事と指摘。遠い政治を近い政治につなげていくプラットホームとしての同会の活動に期待を寄せた。
第3部では懇親会がひらかれ各自治体議員がそれぞれ自己紹介とスピーチをおこない、和やかに歓談した。