韓国衡平運動事業会が訪日 水平社の歴史・部落のまちづくりを学ぶ

韓国の衡平運動記念事業会が水平社運動の歴史や部落解放運動のまちづくりを学ぶため8月7日から9日の3日間、大阪、奈良で学習し交流を深めた。

昨年韓国の被差別民「白丁(ぺくちょん)」の解放を求めて立ち上がった衡平運動の創立100周年を記念し府連は韓国スタディーツアーにとりくんだ。現地で交流した同事業会から日本で学習、交流したいという申し出があり、今回事業会会員の教職員ら13人が来日した。

7日の府連との交流会では赤井隆史委員長が歓迎のあいさつ。事業会の申珍均理事長は「衡平運動と水平社が民族、国籍を超えて交流した歴史には価値がある」と語った。

8日は高槻でまちづくりの学習とフィールドワーク。その後、天王寺の統国寺で済州4・3犠牲者慰霊碑、朝鮮人殉難者之霊などを見学後、大阪城公園で朝鮮を侵略した豊臣秀吉について歴史学習。9日は奈良の水平社博物館を見学した。