狭山再審求めて大阪集会

「狭山事件50年、事実調べ・再審開始を求める大阪集会」が5月15日にリバティおおさかでひらかれ各支部、労働組合、市民など約350人が参加。石川一雄さんは「事実調べが始まれば私の無実は明らかになる。真実を究明するためにも一日も早く事実調べを」と訴えた。府連、部落解放大阪府民共闘、同和問題にとりくむ大阪宗教者連絡会議、部落解放・人権研究所、6つの住民の会で構成する実行委員会の主催。

あいさつにたった石川さんは「皆さんのおかげで(拘留された)32年間という長い年月を耐え抜いてこられた。まだまだ先が見えないが、やっと三者協議がおこなわれた。再審開始へむけて今後とも支援をお願いしたい」とのべた。

中央本部の安田聡さんと石川さんが対談。三者協議による証拠開示で、逮捕当日の上申書が47年ぶりに開示されたこと。脅迫状と上申書は別人の筆跡だという鑑定を5通提出していること。事件当時の捜査書類の多くが開示され、今まで有罪証拠とされてきたものがねつ造されていたり改ざんされていた疑いがあることなどを指摘。
石川さんは、「逮捕当時、家が貧しく、兄が家計を支え、白米を食べることができた。兄が犯人だと思い込まされ、兄が逮捕されれば家族全員が路頭に迷うと思った」などとウソの自白をしてしまった経緯を話した。
行動提起を赤井隆史書記長が行い、50年を機に大阪から世論の喚起をはかるために要請はがき、パネル展、学習会やビラ配布行動を展開することを確認。全員で力強い団結ガンバロウをおこなった。